■どうしたら太鼓を叩く筋力をアップ出来るか
まず、第一に太鼓は全身の柔軟性で叩いているものだと思っています。暇さえあれば、ストレッチ。
テレビを見ててもストレッチ。いつでも何処でもちょっとした時間でもすぐに出来ます。
日常生活に密着して朝から晩までちょっずつ出来ます。 体が硬くなったら長時間太鼓は叩けなくなると思っています。
次に心掛けることは、左右の筋力を均等に使う事。 とにかく右手左手の区別無く同じ事が出来る用にします。
そうすれば、太鼓を打つにしても「右だけアクセント」の世界から脱出出来ますから。これは腕だけでなく全身の筋肉を左右均等に使う様にします。
足、腰、背中。全部です。
なんとなく心構えがご理解頂けたと思いますが、
特に太鼓を始めたばかりの方は基本的に指や腕の力が不足していると思います。 力があればいいって物ではないと思うのですが、基礎筋力ぐらいは・・・という程度です。
力任せに叩く太鼓はいい音がしないような気がするのです。
女性や子供でもいい音が出せるのは「力任せ」だけではないからだと思うのです。
■基礎体力トレーニング案
ぐ〜&ぱ〜
そのままです。真っ直ぐ前に両腕を出して、思いっきり「ぐ〜」そして「ぱ〜」。これを腕が痛くなるまでやってみましょう。
ぱたぱた
さて、ぐ〜ぱ〜で疲れたら、その勢いで両腕を伸ばしたまま両手で「ぱ〜」を出しましょう。 ハイ。ご想像通りにぱたぱたとやるのです。 それも目一杯歯切れ良く。
赤上げて、白上げて
ここまで来ればなんとなく分かるでしょう。 そうそう。今度は両腕をビシッと伸ばして歯切れ良く「赤上げて!はっ!!白上げて!」とやるのです。
それをだんだん早くしていく。鬼のように早くやります。
地球全部の空気をかき集める。
かなり疲れたと思います。 最後に深呼吸をしましょう。 この時に大きく腕をゆっくり自分の回りの空気を出来るだけ多くかき集めます。
前回し・・・後ろ回し。数回交互にやってみましょう。 この時大事なことは、肩甲骨の間の筋肉を思いっきり使う事。
肩甲骨が二つぎゅ〜っとくっつくように力を入れます。 太鼓って肩甲骨の間の筋肉で叩いているの御存知ですか?
さて、これだけでやっと肩から上だけです。
多分、皆さんが筋力と思っているのは腕ぐらいまででしょうか? 実際は、腹筋、背筋、足とさらに足の指までも使っているのです。 下半身の筋力が上半身の動きをしっかりと支える。
土台の悪い所にしっかりとした家を建てても安定しませんよね。
下半身をいかに据えるかが上半身をリラックスさせるポイントにもなります。
一番簡単な方法はしっかりと大地を踏み締めて歩く。 普段の生活の中でも出来ます。 階段を利用する、車等を使わず、なるべく歩くなど、工夫すれば何でもあります。
私は、「さぁ〜鍛えましょう!」といよりは普段の生活の中で常に自分の体と太鼓を叩く事を一体にして行動するだけでも、必要最小限の筋力はつくと思います。
太鼓マシーンではない訳ですから、自然体が体にも一番だと思います。
無理せずに自分なりに頑張りましょう。
■両手に満タンの1.5リットルのペットボトルを持って横に大きく広げます。
ただこれだけ。 でも、侮るなかれ。 20回もやるとヘロヘロ・・・お試しあれ。
■叩いているイメージを描きながら素振り。
力み過ぎているなぁ〜と感じている時は、何も持たないでしっかりと腕の振り方とかをチェックするんです。
■とにかく脱力。
かといって、でれぇ〜っとやる訳ではなく、「とん、とん。」としっかりと叩いている時と同じにやるのです。
自分の手が何処でどう止まってどう振っているのかがチェックポイントです。 腕をがむしゃらにぶん回すだけでない事に気がつきます。 これなら太鼓無くても叩いているのと同じ事もトレーニング出来ます。
■三宅の足腰トレーニング
「しこふんじゃった」「はっけよいのこった」「どすこいどすこい」というのもあります。