東尋坊

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 東尋坊

 尋坊の見所は、何といっても海食のよって荒々しくカットされた、 様々な岩肌。約一キロも続き、絶壁に日本海の荒波が打ち寄せるさまは、 実に豪快。これほど巨大な輝石安山岩の柱状節理(五角形、六角形の柱 状の岩石の集まり)は、地質学的にも貴重で、国の天然記念物に指定さ れています。日本ではここ一ヶ所だけで、世界にも三ヶ所しかありません。

 東尋坊の伝説

 、福井県勝山の平 泉寺に東尋坊という横着な僧がおった。自分の怪 力を誇って暴れまくり、民百姓をいじめるので他の坊さんからも憎まれ もんじゃった。しかし彼も人の子。近くに住むあや姫という美しい娘に 思いを寄せた。たまたま同じ寺にいた真柄覚念という寺侍も、あや姫を 憎からず思うていたんじゃな。以前から不仲だったこの二人、それで一 層険悪になってしもうた。
 ある日覚念は、酒宴といって誘いだし、した たかに酔った東尋坊を大池に着き落してしもうた。
すると一天俄にかき くもり、雷鳴とどろき、雨は車軸を流すばかり。怒涛は大地に逆巻いて、 とんとないおおシケになりおった。その日は寿永元年の四月五日。
 不思 議やそんなことがあってから、旧暦四月五日になると東尋坊の御霊が荒 れ狂い、大シケになった。人々はその風をタバカチと恐れおののいた。 ところがその後幾十年のある日、諸国行脚のえらい坊様がやって来てそ の話を聞き、東尋坊をいたくあわれみ、「沈む身のうき名をかえよ法の 道西を尋ねて浮かべ後の世」そう供養の歌を海に流してからというもの、 怨霊もとけて、シケもなくなったということじゃ。

三国観光パンフレットより(三国町役場商工観光課より掲載の許可を得ています)


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